![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/【初心者】はじめてでも迷わない、Symbol(XYM)の高利率ハーベスト方法を解説【高利回り】.jpg)
仮想通貨を買ったり、
BinanceやCoincheckでステーキングやレンディングをしたことはあっても、
取引所の外でハーベストはしたことがない、
という方は多いでしょう。
実際のところ、
ハーベストはステーキングより基本的に利率がいいです。
ガチホするつもりでしたら
ハーベストはおススメです。
この記事では、
XYMのハーベストのやり方について、
ハーベストが初めてでも
迷わない説明をすることを目指します。
実際、
筆者もハーベストをしていますが、
ステーキングよりも利率が高いですね。
実績公開もしていますので、
もしよかったらそちらも見てみてください。
今のところ、
年利7-10%くらいで安定運用できています。
仮想通貨・XYMはじめるなら『コインチェック』!!
目次
そもそも、Symbol(XYM)とは?
Symbol(XYM)は、
2021年11月にNEM(XEM)からハードフォークして生まれた
新興のブロックチェーン(仮想通貨)です。
ハードフォークとは、
仮想通貨を支えるブロックチェーンが
「永久に分岐すること」です。
Symbolは「ハードフォークによって生まれたブロックチェーン」、
XYMは「そのブロックチェーン上で動いている仮想通貨」、
と理解してください。
仮想通貨やブロックチェーンは
性能向上を目指してよくアップデートされており、
そのたびにチェーンのルールや内容が微妙に修正されています。
おおまかに、
ルールやコンセンサスを変えることを
「分岐」といいます。
そして、
「互換性のある一時的な分岐」をソフトフォーク、
「互換性のない恒久的な分岐」をハードフォーク、
と呼びます。
XYMの場合は
XEMからハードフォークして生まれた
仮想通貨です。
XEMははドバイ政庁のプロジェクトに正規採用されるなど、
すでに実装が始まっているブロックチェーンとして
もともと有力視されていました。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-21.png)
そんなXEMから生まれたXYMですが、
投資家ベースで見たときの一番の違いは、
コンセンサスアルゴリズムです。
XEMはPoI(Proof of Importance)を採用していますが、
XYMはPoS(Proof of Stake)を採用しています。
PoSとは、
ひとことでいえば
仮想通貨をブロックチェーンに預けることで取引の検証を行い、
預け入れた者はその報酬を受け取る、
というシステムです。
ですので、
XYMの保有者はプールに供与すれば
ハーベストによる収穫が得られます。
2022年現在、
「仮想通貨の冬」といわれるくらいさびしい相場環境が続いていますので、
長期投資家はこのタイミングでハーベストに参加して、
XYMを効率よく運用しましょう!
XYM:ハーベストの仕組
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/berries-1546125-scaled.jpg)
XYMは先述の通り、
PoS(Proof of Stake)で
ブロックチェーンの記録がされています。
そのためにXYMを預け入れることが
ネットワークに貢献することにつながり、
報酬としてハーベストができるという仕組みです。
ここでは、
XYMのハーベストがどのようなしくみでなりたっているか
の説明をします。
ハーベストの種類
XYMのハーベストには
以下の2種類が存在します。
・ローカルハーベスト(ノード運営)
・デリゲートハーベスト(委任ハーベスト)
ローカルハーベストは、
自分でサーバーを立ち上げてSymbolのノードを運営する…と、
ちょっと初心者にはむずかしすぎる内容です。
サーバーの立ち上げやPCの常時起動など、
お金もてまひまもかかるので、
けっこうな量(最低数十万XYMレベル)のXYMをハーベストしないと
割に合わないのでいったん無視してください。
この記事を読んでいる方の99%は、
デリゲートハーベスト、
いわゆる委任ハーベストをすることになります。
委任ハーベストは、
ノードを運営しているSymbolerに、
自分のXYMのハーベストを依頼することで
間接的にネットワークに貢献します。
ノードとはPCのことですが、
ブロックチェーンの文脈では
「取引情報の監視、管理、取引の承認などを行う端末」
を意味します。
ブロックチェーンはよく「分散型台帳技術」と
語られることがありますが、
要するにこのノードが多ければ多いほど、
ネットワークは非中央集権的で処理能力があると考えられます。
PoSはノードとXYMがそろうことで
成り立つとも言えます。
ノード手数料とハーベスター報酬について
委任ハーベストをすると、
ノード運営者に対して手数料を支払うことになります。
具体的には、
以下の通りです。
・ノード手数料(ノード運営者に対する手数料):25%
25%がノードを運営してくれてる人への
お支払いとなります。
それに加えて、
「ネットワーク手数料(Symbolチェーンを動かす手数料):5%」
もかかりますので、
委任ハーベストはハーベスト全体の70%を報酬としてもらえる
ということになります。
逆に、
ノード運営者になっても獲得は95%となります。
ハーベストの回数と報酬、インポータンスについて
*ここは報酬設計に興味が無ければ読み飛ばしてください。
ハーベストの回数は
全体で決まっています。
Symbolチェーンでは
30秒で1ブロックが生成されます。(2022年7月現在)
「ブロックの生成=ハーベスト」です。
つまり、1日当たり2,880回のハーベストが行われる計算になります。
この2,880回のブロック生成のたびに、
「インポータンス値」をもとにランダムにアカウントが選ばれ、
ハーベスト報酬が付与されます。
つまり、
この1日2,880回の報酬分配を、
ハーベストしてる人たちで
取り合うことになります。
XYMは定率での利率を担保する設計ではなく、
保有量に比例してハーベストしやすくなる
モデルを採用しています。
そのハーベスト確率は
インポータンス値に左右されます。
インポータンス値はXYMの保有量にもっとも左右される
設計となっていますので、
本格的に運用をする人はなるべく多くの
XYMを用意しましょう。
つまりは、
XYMの保有量が多いほどインポータンス値が高くなり、
ハーベストを得るのに有利になります。
*20万XYM以下はインポータンス値が
少し高くなる仕様になっており、
「富の再分配」を意識した
Symbol側の思想が反映されています。
*アカウントベースで計算されるので、
委任ノードの規模は関係ありません。
そして、
ハーベスト報酬は「インフレ報酬+トランザクション手数料」
になります。
XYMはコアファンドと呼ばれる、
XYMの保管をしているアカウントがあり、
11.7億XYMがインフレ報酬として予定されています。
インフレ報酬とは
ビットコインの半減期のような形で、
マイニング報酬が減っていくような
仕組みを想像してください。
ただし、
ビットコインの「4年ごとに半減」ではなく、
XYMは「四半期ごと」に徐々に減少、
という形をとっています。
そしてその期間も
ビットコインに合わせて120年となっているので、
要するに、
4か月ごとに少しずつ報酬が減っていき、
いつかは無くなるという設計です。
それに加え、
トランザクション手数料と呼ばれる、
Symbol上のガス代をハーベストの報酬として還元する仕組み
があります。
つまり、
120年後にインフレ報酬がなくなった後は、
トランザクション手数料のみが
ハーベストのインセンティブになります。
XYM:委任ハーベストのメリット
XYMの委任ハーベストをするメリットは
なんでしょうか?
下記の点があげられるかと思います。
- 自分のウォレットにXYMがあるので、いつでも自分のタイミングでハーベストを停止することが可能。
- 自分のウォレットにXYMがあるので、取引所やノードサーバーへのハッキングなどを恐れる必要が無い。
- 自分のウォレットにXYMがあるので、取引所などに送金する手間や手数料が不要。
- 一度設定を終えれば、PCの電源を切って放置しても問題ない。
- 委任を続ける限り放置可能なので、長期投資に適している。
- ウォレット内のXYMが自動的に再投資されるので、複利運用ができる。
正直、
クリプトやプログラミングへのリテラシーが高くないかぎりは、
委任ハーベストのほうが
メリットが多いです。
通常は上記のメリットを受けつつ、
委任ハーベストを選択してください。
XYM:委任ハーベストのデメリット
上記で委任ハーベストがいいと言っているとはいえ、
デメリットも整理しましょう。
- 1万枚以上のXYMを保有していなければならない。
- ハーベストするXYMが増えた場合、インポータンス値が下がってハーベスト頻度が下がる。
- ノード運営者にハーベスト報酬の25%を支払う必要がある。
このくらいです。
XYMが高値の場合は「1万XYM以上」という条件が厳しいですが、
それくらいでしょうか。
ノード手数料はかかりますが、
ノード運営にはサーバー設置や電気代など
もろもろの運営費用がかかるので、
まぁ妥当です。
XYM:ハーベストの手順・方法
メリットだらけ、
預けておくだけで高い利回りが得られるXYMの委任ハーベストですが、
そのためには以下の条件を満たす必要があります。
- Symbolウォレットに1万XYM以上を保有していること
- 委任ノードに接続してステーキングすること
それぞれ、
手順を追いながら説明します。
コインチェックで1万XYM以上を購入
まずは、
国内取引所でXYMを
1万枚以上買いましょう。
1万枚以上買うのは、
それが委任ハーベストの条件だからです。
送料としてXYMを消費するので、
1万100XYMみたいなかたちで少し多めに購入してください。
もちろん、
いっぱい買うなら特に心配はいりません。
コインチェックの口座開設、
仮想通貨の買い方が分からない場合は以下を参照してください。
Symbolウォレットをダウンロード
XYMをハーベストするには
Symbolウォレットが必要です。
ウォレットにはスマホ版とデスクトップ版がありますが、
ここではデスクトップ版ウォレットの設定方法を解説していきます。
1.SymbolウォレットをGithubからダウンロード
まずは、
Githubにて公開されている
Symbolのページからウォレットをダウンロードします。
Releases · symbol/desktop-wallet · GitHub
アクセスすると、
以下のような感じ。
2022年7月現在では、
2021年12月のv1.0.9が最新です。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-23.png)
少し下にスクロールすると、
AssetsというURL一覧があります。
ここから、
それぞれのOSに合わせて
ウォレットをダウンロードしてください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-24.png)
2.Symbolウォレットの初期設定
ダウンロードしたら起動しましょう。
以下の画面が出てきます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-25.jpg)
言語は右上から変更できますので、
日本語にする方はここでどうぞ。
Passwordの右下、
「Create a new profile」から
ウォレットを新規作成していきます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-25.png)
「Create Profile」で
次のページに遷移します。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-26.png)
ウォレットのProfile Nameは何でも大丈夫です、
自分の名前やニックネームなど、
忘れないものにしてください。
ネットワークタイプ選択は
「Symbol Mainnet」
のままにしてください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-27.png)
ここではポインターをぐるぐる回す
謎の時間が発生します。
たまにこういう仕様に遭遇することがありますが、
一種のはやりです。
気にせずこなしてください。
次はニーモニックパスフレーズの
バックアップです。
ニーモニックパスフレーズはとても大事なものです。
かならずダウンロードしたり、
メモしたりして、
適切に保存してください。
ウォレットを紛失してしまった場合は、
このニーモニックを使って復元します。
ニーモニックを無くすと、
運営側でも復元できませんので細心の注意を払ってください。
ニーモニックは
秘密鍵とも呼ばれるものです。
スキャムでニーモニックを教えてくれと
メールやTwitterなどのDMが来ることもあるかもしれませんが、
これを教えるのは銀行口座の暗証番号を教えるのと同じ。
ウォレットの中身をすべて奪われますので絶対に教えないでください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/passphrase-edited.png)
次のページで
、ニーモニックを入力してみて確認ができれば作成終了です。
コインチェックからSymbolウォレットにXYMを送金
新規作成したSymbolウォレットに、
XYMを送りましょう。
XYMのウォレットアドレスは
Home画面の中央やや左、むらさきの部分に
記載があります。
このアドレスに対して
1万XYM以上を送りましょう。
ちなみに、
手数料をXYMで払う必要があるので、
1万XYMちょうどで送ると
着金時に少し減ってしまい委任ハーベストできません。
少し多めに送金してください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/symbolwallethome-edited.jpg)
着金後、
12時間の待機時間があります。
12時間待ってから
次のステップに移ってください。
委任ノードに接続してハーベスト
SymbolウォレットにXYMが着金し、
12時間経過したら、
1度「Accounts」を確認してみましょう。
Importanceが0%でなくなっていれば、
準備完了です。
さっそく委任ノードに
接続しましょう。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/symbolwalletaccounts.jpg)
「Harvesting」のタブを開くと、
以下のようなページが表示されます。
ここで、
Node URL(委任するノード)を入力して有効にすると、
デリゲートハーベスティングを実行するか確認されます。
OKとしてパスワードを入力してください。
FeeはAverage、
もしくはSlowとかで問題ありません。
*あんまり影響ありません。
しばらくすると
Harvesting StatusがActiveとなります。
これで委任ノード完了です!
あとはXYMが勝手に増えていくのを
ゆっくり見届けましょう。
Node URLは
自分はパン農園さんにしています。
ノード運営の手数料をすべて委任者に還元するという
「100%還元ノード」です。
パン農園さんに委任する場合は、
「Node URL: symbol.pan-farm.com」と入力してください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-30.png)
以上で
委任ノードの手続きは完了です。
XYM:おススメの委任ノード一覧
委任ハーベストをするうえで
少し悩むかなというポイントに、
どこのノードに委任するか?
があります。
はっきりいって、
どこのノードに委任してもハーベストの確率には影響がないので、
そんなに悩む必要はありません。
- 還元があるか?
- どういう運営方針なのか?
- Twitterやブログなどで情報公開をしているか?
この3つを
比べたらいいですよ。
まず、
ノード運営者を一覧にまとめている
Symbol Node Listを
見てみましょう。
委任者別でソートをかけると、
下記のようにランキングが出ます。
Symbol Node List - symbol-tools.com
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-31.png)
委任者が多いところが無難です。
1位はオオカミ農園さんですね。
XYMのノード運営に関しては
日本でもっとも人気があり、
その考察なんかも目を見張るものがあります。
XYMについて詳しくなりたい方は、
ぜひオオカミ農園さんのブログも参照してください。
オオカミ農園のご案内(Symbolノードはじめました) - クリプトストリーム (cryptostream.jp)
自分が委任している
パン農園さんは
5位にランクしてますね。
還元型ノードとして、
オオカミ農園さんに比べると後発になりますが
人気のあるファームです。
Symbol ノード「パン農園 – Royal Class」報酬100%還元で委任ハーベストをしよう! | 朝はパンを食べる (asahapanwotaberu.com)
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/image-32.png)
こちらのリストでは、
「活動型、支援型、還元型、特典型、社会貢献型、その他」
にノードを分類しています。
オオカミ農園さんは「活動型」です。
ノード運営による収入を、
XYMの発展に積極的に使っていくことを目指しています。
パン農園さんは「還元型」です。
ノード運営による収入を、
委任者に還元することを目指しています。
ノード運営者さんは運営方針を明確にしていますので、
気になる方はぜひブログやTwitterで
その方針を確認してから委任先を選んでください。
まとめとXYMの将来性
XYMのハーベストの方法をまとめましたが、
いかがでしたでしょうか?
もし分からないことがあれば、
Twitterで質問してください。
XYMの購入、
Symbolウォレットの設定、
委任ハーベストの設定、
を手順通りにおこなえばハーベストの設定は完了です。
現状では、
7-10%程度の利回りでハーベストがされており、
複利運用の長期投資として適しているなと思います。
そんなXYMですが、
まだまだ世界に浸透している仮想通貨とは
いいがたい側面があります。
Symbolによれば、
世界のノード総数は
2022年7月現在で1,272ノードです。
そのうちの大半がドイツと日本に集中しており、
リトアニアとアメリカがそれに続きます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/nodemap.jpg)
ノード運営者が少なく、
かたよりがあるということは、
まだまだXYMが普及していないということです。
独日米以外では主要国もほとんど参戦してきておりませんし、
ベトナムやインド、フィリピンなどの
仮想通貨が普及している新興国もまだまだです。
逆に考えれば、
今のうちからXYMを保有して
ハーベストで複利運用で増やしておくことは、
投資としては妙味があります。
XYMの将来、
仮想通貨全体の将来に投資するなら
ハーベストはおススメです。
ちなみに、
自分は2021年11月のハードフォーク時からXYMを保有しており、
2022年5月から16万XYMで
ハーベストを始めています。
16万XYMから開始して
どの程度の獲得になるのか、
毎月実績公開していきますので参考にしてください!
今後も、
仮想通貨の情報を発信していきます。
Twitterのフォローをおねがいします!