![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/絶対に迷わないHollywood(ハリウッドサイン)までの行き方【LA観光】-1.jpg)
2022年4ー5月に、アメリカを鉄道で1周してきました。
今回は、事前情報無しで行くとかなりの確率で迷子になる、ロサンゼルスはハリウッドの”ハリウッドサイン”ハイキングについて記事を書きます。
ハリウッドサインまでの詳細な道のりについてはあまりネット上の情報を見つけられず、自分自身、道行く現地の人や観光客に聞きながらかなりの遠回りをして頂上にたどりつきました。
限られるロス観光の時間の中、そんな無駄な遠回りをほかの人にはしてほしくない…ので詳細を記します。
目次
そもそも、ハリウッドサインとは?
![Hollywood Sign](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/img_5209-scaled.jpg)
山の上に展示されている”Hollywood”のサイン、主に映画やテレビで何度も見たことがありますよね。
このサイン、最初に設置されたのは1923年で、当初はHollywoodlandの文字だったそうです。
住宅開発を計画していた不動産業者が、広告のために考えたアイデアだったとか。
最初はそれそれの文字は幅9.1m、高さ15m、電球付きで、木材に金属板を張った簡易なものだったそうです。
1年半ほどで撤去する予定だったはずが、映画産業の勃興と重なりあまりにも認知されすぎてしまったので、そのまま放置されることに。
1949年、老朽化が進んだために文字がボロボロになってきてしまい、ハリウッド商工会議所がサインの修繕をすることに。
その際、landの部分と電球を外して、今のようなデザインに落ち着きます。
現在のものは、さらに老朽化が進みボロボロになったサインの保存のため、ハリウッドの映画や音楽関係者などが寄付して1978年に新設されたものです。
それぞれの文字は高さ14m、幅9.4-11.9mと、1923年版に比べスリムになり、より長持ちするスチール製となりました。
現在では、ロサンゼルス市指定歴史文化記念物に指定されています。
迷子になりやすいハリウッドサインハイキング
実はあれ、山の上にありますが目の前(というか裏側)までのハイキングコースがありまして、ロサンゼルス・ハリウッド観光の一つの目玉となっています。
しかし、道のりはとても分かりづらいです!
登頂までは複数のコースがあるのですが、地元住民が快く思っていないからなのか、目的地までのサインがほぼ無く、自力で行かなければなりません。
途中に警官がいるポイントが2~3あるので聞けば教えてくれたりもしますが、どこにでもいるわけではないので分岐で迷うと思います。
しかも、Google Mapにガイドを頼むととんでもなく長いコースを指示されてしまいます!
歩き出してから全然観光客がいないことに気付き、現地の方に見せたところ、「こんな遠回りして登るやつはいないよ、Hahahahaha!!」と笑われてしまいました。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/hollywood_sign_遠回り.jpg)
車の通れない歩道を通りますので、Google Mapも対応しきれていないのでしょう。
自分はGoogle Mapを信じて歩いていたのですが、はっきりいって過信でした。
通りすがる現地の方にいろいろと間違いを指摘され、その後、教えてもらった道でもまた迷い、結局ハリウッドサインまで2時間以上かけて登る羽目になりました。
道さえ分かっていれば1時間弱で登れるコースだったのに…
近くまで行ったけど登頂できなかった、みたいな話はLA観光あるあるらしいのですが、せっかくなのでここまで来たらぜひゴールまでたどり着いてください。
ハリウッドサインまでのハイキングコースは、いくつかあります。
片道3時間程度かける長距離コースから、45分程度のショートコースまであります。
観光的なメインコースは、Lake Hollywood Parkから行く45分程度の最短コースです。
Google Mapでは56分となっていますが。
もう一つの人気コースはグリフィン天文台から歩いて登るコースで、こちらは1時間程度かかります。
当記事では、自分が実際登ったLake Hollywood Parkからの最短コースを紹介します。
Lake Hollywood Parkへの行き方
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot2.jpg)
Lake Hollywood Parkは、ハリウッドサインをバックに写真が撮れることで有名な公園で、ドッグパークでもあるので平日昼間でも多くの観光客、現地の方でにぎわっています。
しかし公共交通機関は通っていないので、下記の住所を頼りにタクシーもしくはレンタカーで向かってください。
Lake Hollywood Park
3160 Canyon Lake Dr, Los Angeles, CA 90068
もしレンタカーで行く場合は、周囲には特に駐車場があるわけではないのですが、路上駐車が可能なエリアなのでほかの人と同じように思い思いに路肩駐車してください。
もしタクシーで行く場合で、少しでもタクシー代を浮かせたい場合は、LAメトロ・レッドラインのHollywood/Vine駅が最も近い駅なのでここからタクシーに乗りましょう。
Lake Hollywood Parkからのハリウッドサインまでの道順
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/hollywood_sign_route.jpg)
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/hollywood_sign_route2.jpg)
今回のコースは、まずはLake Hallywood Parkを背に、左側に登っていきます。
途中でいくつかの分岐があり、どちらに行ったらいいか迷うはずです。
英語やその他の言語でもあまり情報がないのか、アメリカ国内を含む各国からの観光客が、思い思いでそれぞれの道に行くので、ガイド無しでつられていくとぜんぜんたどりつけません。
以下で、主要な分岐点を紹介します。
1番目の目印、ブックシェルフハウス(Book Shelf House)
最初の目印として、「本棚の家」があります。
住所は「6218 W Mulholland Hwy, Los Angeles, CA 90068, USA」なので、迷ったらGoogle Mapで検索してください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/Snapshot8.jpg)
ぜったいにこの本棚(ブックシェルフハウス)の真横を通ること!
この家は有名なので、迷ったらブックシェルフハウス、もしくはWall Bookshelvesはどこ?と周囲の人に聞けば、ここまで来れると思います。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/07/Snapshot4.jpg)
こういう風に、段差のある道があるのですが、上でも下でも結局は同じところにつくのでどちらから行っても大丈夫です。
段差の上の道はすぐのところに左に曲がる道がありますが、そちらはきれいな風景が見えるパイプラインには行けますがサインには行けません。
迷いうことなくサインに行きたい場合は、段差の下を通ったほうがいいかもですね。
自分はまちがえてパイプラインほうに行ってしまったので、とても遠回りしました。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot7.jpg)
こういう分かれ道です。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot8.jpg)
段差の下の道を行くと、この地元で有名な本棚の家の目の前の道路を通ることができます。
サインと鉄塔が見える「6100 W Mulholland hwy」の分かれ道
この道をしばらく登っていくと、以下のようにサインと鉄塔が見える「6100 W Mulholland hwy」が見えます。
ここは左に行きましょう。
さらに登っていきます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot9.jpg)
もう少し歩くと、「HOLLYWOOD SIGN⇒、No Cars⇒Hikers⇒Stay on Roads/Trails⇒」と書いてある家の垣根があります。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot10.jpg)
さらにサインが近く見える、The Last House on Mulholland
ここを少し歩くと見晴らしがよくなってきて、下記のような分かれ道に出会います。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot11.jpg)
左の道の先にハリウッドサインがあるので、もしかしたら左なのでは…?と思いますが、これは間違いです。
ここはThe Last House on Mulhollandという商業利用が可能な空き地があるエリアです。
アドレスは「6101 Mulholland Hwy, Los Angeles」ですので、迷ったら検索してください。
ここはかならず右側を行きましょう。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot12.jpg)
閉ざされてそれ以上先に行けないように見える門扉、「3399 Deronda Dr, Los Angeles」
さらに進んでいくと、完全に民家みたいな門が見えてきます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot14.jpg)
これは間違ったか…と思いきや
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot15.jpg)
門の左に、通行者用の通路がちゃんとあります。
ここを通り抜けてさらに登っていきましょう。
アドレスは「3399 Deronda Dr, Los Angeles」ですので、迷ったら検索してください。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot16.jpg)
さらに行くと、ついにこれは行き止まりかと思われるようなロック付きの鉄格子が見えてきます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot17.jpg)
ですが、普通に空いてるので扉を開けてさらに登りましょう。
注意書きを読むと、日没から日の出までの夜間は閉まっているみたいですから常識的な時間に登ってください。
つまり、ハリウッドサインから日の出を拝みたい!みたいのは無理ということですね。
ここまで来るともうすぐなのですが、もうひとつ分かれ道があります。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot18.jpg)
この門扉を背にして立っていただいて、
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot19.jpg)
この左側の通路を行くと、ハリウッドサインが最も近いところで見れる最終ポイントにつきます。
こんな感じです。
多くの観光客も左に行くのでつい流されてついていってしまいますが、ここで右に行かないと頂上にはたどり着けません。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot20.jpg)
さきほどの道を右に進み、さらに登っていくと今度は次のような分かれ道になります。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot21.jpg)
左側にハリウッドサインがある上に登りになってるのであまり間違える人はいないかと思いますが、ここは左に行ってください。
右側は別のハイキングルートで、グリフィス天文台から来る人たちがここで合流します。
Lake Hallywood Parkから来た人たちは「Mt Lee Dr」の道を通ってきており、
グリフィス天文台から来た人たちは「Mt Chapel Trl」のハイキングコースを通ってきています。
ここまでくればもう大丈夫!
あとは分岐はありませんので、ひたすら登って頂上までたどり着いてください!
山頂まで登ると、以下のような風景が望めます。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/hollywood_sign_back.jpg)
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/hollywood_sign_top.jpg)
ハリウッドサインハイキング、気を付けること
道のりは理解してもらえましたでしょうか?
迷いなく、ハリウッドサインの山頂まで登ってもらえるとうれしいです。
最後に、道のり以外の注意点について箇条書きでのせておきます。
- 道のりを理解していても、市内から登頂までの往復には4時間は見ておいたほうが安全です。
- 4月に登りましたが、プチ登山なので結構暑くなりました。スポーツウェアにスニーカーで登る人が多く、汗をかいてもいい動きやすい格好が適しています。夏の時期に行くなら、絶対にハーフパンツにTシャツで行くくらいでいいと思います。(上裸で登ってる人も多かったです)
- タクシーで来ている場合、おそらくピックアップに来るまで数十分はかかる可能性が大です。自分は平日水曜の16時くらいにLyftでタクシーを呼びましたが、30分は公園で待ちました。そうならないためにも、タクシーで帰る場合は公園につくまでにアプリで呼んでおくなどしたほうがいいと思います。*逆に早く呼びすぎると帰られてしまうので、それはそれで気を付けてください。
- 公園から登頂まで、全くトイレがありません!売店や自販機みたいなものもありませんので、水などは自分で持って行ってください。
- 夜景もきれいだと思うのですが、現地は電灯がぜんぜんありません!暗い時間帯に行くと足場が悪く、足をくじくかもしれませんので気を付けてください。そもそも日没から夜明けまでは道が閉まっているので、常識的な時間に登ってください。
いかがでしょうか?
ロス観光の際は、世界的に有名なハリウッドサインまで、ぜひ足をお運びください!
南国の木が生い茂るエリアなので、ほんとにかならず軽快な服装を用意しましょう。
![](https://katoh.blog/wp-content/uploads/2022/08/Snapshot13.jpg)