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インヴァスト証券のFXシステムトレード・トライオートFXは儲かるのか?メリットとデメリットを徹底解説

2022年8月6日











トライオートFXは、
為替(FX)のシステムトレードを提供しています。

FXの自動運用ツールは以前から人気がありますが、
ここ最近はAIの自動学習機能が発達して、
よりよいマシントレードができるようになったと評判です。

2017年と少し古い記事ですが、
ウォール街ではAIの導入により大量のトレーダーが離職したことがニュースになりました。

「米大手証券会社ゴールドマン・サックスがかつて600人いたトレーダーを2人に削減した」
https://news.yahoo.co.jp/feature/740/

その後に見直しもあるそうですが、
人力よりシステムによるトレードが主流になってきていることは事実。
世界的に運用は機械的、自動的になってきています。

本記事で紹介するインヴァスト証券のトライオートFXは、
そんな自動運用を個人投資家にも提供しています。

トライオートFXは、
運用ルールに基づいた自動売買を繰り返すシステムトレードという手法です。

トライオートFXは、
売買ルールを自動売買リストから選ぶだけ
システムトレードに参加できます。

しかもリスト内のルールはそれぞれ実績が公開されています

効率を開示しているというのはだいぶ良心的ですし、
選ぶだけで自動売買ができるので初心者にも安心です。

毎月、
実績公開もしていますので
どのくらいの利益が出るのか
気になる方はこちらもご覧ください。




そんなトライオートFXですが、
この記事はこんな人におススメです。



1.システムトレード・自動運用に興味がある
2.トライオートFXの仕組みが知りたい
3.トライオートFXを実際に運用した実績が知りたい
4.為替に興味があるが、放置で複利的に運用してほしい



こういった人に、
どんなメリットとデメリットがあるかを
解説していきます。


この記事を書いた人はこちら。

記事執筆者の紹介
・インヴァスト証券で2007年からFXに投資
・仮想通貨、株、不動産に法人で投資

・投資歴は20年以上


ちなみに、
トライオートFXでは新規口座開設キャンペーンを実施しています。

新規口座開設の上、
口座開設世月末までにトライオートFXで入金・取引条件を達成すると、
最大で5万円がキャッシュバックされます。

詳細は公式HPでご確認ください。



トライオートFX





目次

カトウの運用戦略と設定


トライオートFX全体の説明に入る前に、まずは自分の実際の運用戦略と設定を紹介しておきます。

  • 運用元本:50万円
  • 売買ロジック:コアレンジャー
  • 通貨ペア:ユーロ/英ポンド
  • 数量(ロット):1本



なぜ売買ロジックを
「コアレンジャー」にして、
「ユーロ/英ポンド」
の通貨ペアを選んだのか?

あとで説明もしますが、
トライオートFXは
「レンジ相場」に強いシステムトレードです。

「ユーロ/英ポンド」や
「豪ドル/NZドル」のような近隣国の通貨は
わりと安定して対米ドルなどを
基軸にレンジを作ることが多い通貨なので、
トライオートFXが利益を上げ続けているのも納得しました。

運用元本は50万円です。

発注に必要な証拠金が「28万円」で、
推奨証拠金が「約55万円」でした。

なので、
切りよく50万円で稼働開始しました。

この設定で自動運用を続けます。

実際にどのくらい利益が出るのか、
実績公開もしていますので、
気になる方はこちらもご覧ください。







インヴァスト証券とは


インヴァスト証券はのインヴァスト(Invast)は、
Invest(投資)とVast(広大な)という意味の英語を組み合わせた造語です。

1960年に大阪で創業した「丸起証券」が祖業となっておりますが、
2009年に従来のオフライン証券業務はすべて事業売却し、
現在はFXやCFD、株式などを中心としたオンライン証券会社となっています。

もともとはJASDAQに上場しているオンライン証券でしたが、
グループ会社化して現在は「インヴァスト株式会社」の100%子会社として運営されています。

インヴァスト株式会社も東証スタンダード上場なので、
信頼性の高い会社と考えていいでしょう。

以前から先進的なFXツールの開発や、
古くはくりっく365への早期の参画などをしており、
自分は2007年からこちらの口座を使って投資をしています。






トライオートFXとは

トライオートFXは、
あらかじめ定められたロジックに基づき自動で売買を繰り返す、
FXのシステムトレードです。

インヴァスト証券のFX部門として口座開設が可能です。

最初から用意されている「自動売買セレクト」の中から
ロジックを選んではじめることもできますし、
自分で売買ロジックを作ることもできます。


口座開設者の60%以上が「FX経験なし」なので、
FX投資の最初のきっかけとして適しているかもしれませんね。
*公式サイトより(2018年7月14日~2019年8月22日の期間)

ポイントをかいつまんで説明すると、
以下のようなサービスを提供しています。

  • 売買ロジックを決めるだけなので、初心者も簡単に始められる。
  • 売買ロジックを自分で作ることもできるので、上級者にも適している。
  • 売買ロジックは過去実績を見してくれる。
  • 口座開設は無料です。
  • 口座維持費用もかかりません。
  • システムトレードのツール購入費用なども一切かかりません。
  • はじめるための必要資金の目安は、最低10万円以上です。



それでは、
具体的な内容を見ていきましょう。



トライオートFXの仕組み


トライオートFXは

「売買ロジック」
「為替ペア」
「取引数量」

を選んで、あとはシステムにトレードしてもらいます。

「自動売買セレクト」には、
トライオートFXが用意した4つの売買ロジックと、
「認定ビルダー」が作ったオリジナルのロジックが
用意されています。

おもに「レンジ相場向けのロジック」と、「高金利通貨向けのロジック」の2種類に分けられます。

コアレンジャー

レンジ相場向けのロジックです。

直近2年近くの価格帯を参考にしつつレンジ帯を設定し、
レンジを「コアレンジ」と「サブレンジ」の2つに分けて、
レンジ帯の中で売買を繰り返して利益をつみかさねます。

おもにコアレンジで細かく利益を出し、
サブレンジで大きく利益を狙う構造です。

サブレンジを外れ、
大きくトレンドが一方方向に流れてしまうと、
含み損をかかえる期間が長くなるデメリットもあります。


ハーフ

レンジ相場向けのロジックです。

ハーフは直近2年近くの価格帯を参考にしつつ、
レンジ帯の上半分で売り、
下半分で買う、
を繰り返して利益をつみかさねていくロジックです。

コアレンジャーと同様に、
大きくトレンドが一方方向に流れてしまうと、
含み損をかかえる期間が長くなるデメリットもあります。


スワッパー

高金利通貨向けのロジックです。

金利収入を得ながら利益を獲得する、
インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙います。

そのために買いか入り、
レンジの上のほうに来たと判断すれば利益確定、
レンジの下のほうに来たと判断すればまた買い、
と買いを繰り返すロジックです。


ハイブリッド


ハイブリッドは2020年5月と比較的新しく追加されたロジックで、
レンジ相場向けのロジックです。

コアレンジャーと同じルールで、
複数通貨を用いて売買を重ねます。

複数通貨でポートフォリオを構築できるので、
リスク分散が可能です。

しかし、複数通貨で投資をするので、
必要となる証拠金が多くなります。
また、ロスカットの心配も増えるので、
相場が大きく動いたときは、証拠金維持率の確認がマストです。

トライオートFXの期待収益率


トライオートFXは、
管理画面上でロジックの過去実績を公開しています。

2022年8月現在ですと、
2019年1月からの実績が見れます。

当然ながら過去実績なので、
その後の利回りがどうなるかは保証されていません。

しかし、
うまくいけばこれだけの利回りが得られるのか、
と参考になりますのでここでも紹介しておきます。


以下のランキングは、
4つの売買ロジックと、
「認定ビルダー」が作ったロジックの、
すべてのランキングです。

もっとも収益が高かったものは、
「塩漬け注文‗米ドル/円」
ですね。
+170%、およそ2.7倍とかなりのパフォーマンスです。

2022年の急激な円安ドル高で、
成果を出したのでしょう。

認定ビルダーがルールを作ったコアレンジャーが2番に続き、
ユーロ/英ポンドで+155%、
とかなりの成果を出しています。


トライオートFXの過去実績
*2022年8月



トライオートFXのメリット

トライオートFXのメリットを上げるとしたら、おもに以下の5点があります。

  1. 自動売買なので手間がかからない
  2. 売買ロジックの過去実績が公開されている
  3. 自分で売買ロジックを作ることも可能(ビルダー機能)
  4. レンジ相場に強い
  5. 顧客資産は信託分離保管


1つずつ見ていきましょう。


自動売買なので手間がかからない

トライオートFXでは、
「自動売買セレクト」の中からプランと通貨ペアを選ぶことができます。

そこで注文を出してさえしまえば、
あとは勝手に自動で売買を続けてくれます。

為替相場は株とちがい、
24時間365日動きます。

そう頻繁に為替を見ているヒマなんてないのが一般的なので、
一度注文を出しておけば後は放置でいいのは1番のメリットです。

売買ロジックの過去実績が公開されている

自動売買セレクトでは、
注文する際にロジックを選ぶと、
そのロジックと通貨ペアでいままでのリターンはどれくらいだったか、
を示してくれます。

あくまで過去実績なので目安でしかないのですが、
パフォーマンスを見れるのは
投資判断がしやすいです。


トライオートFXのロジック別過去実績(コアレンジャー)
*2022年8月



自分で売買ロジックを作ることも可能(ビルダー機能)

こちらは完全に中・上級者向けとなりますが、売買ロジックを自分で作って運用することも可能です。

決められるルールとしては

・注文数量
・エントリー価格
・エントリー価格(OCO)
・利益確定の幅
・損切りライン

などがあります。


レンジ相場に強い

一方的にトレンドの出るタイミングを除けば、
相場は上下動を繰り返して波を描く期間が長いです。

4つの売買ロジックのうちの3つ、
コアレンジャー、ハーフ、ハイブリッドは
レンジ相場に最適化されたルールです。

相場の日ごろのうねりを狙い、
利益を積み重ねることを得意としています。

フジテレビでドラマ化もされた石田衣良の経済小説に、
『波のうえの魔術師』という投資家青春群像劇みたいな小説がありました。

全然関係ありませんが、
とてもおもしろい内容だったのでお時間ある方は読んでみてください。

ドラマのほうは、
若き日の長瀬智也さんや長谷川京子さんが出演されています。

フジテレビっぽいですねー。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

波のうえの魔術師 (文春文庫) [ 石田 衣良 ]
価格:682円(税込、送料無料) (2022/8/3時点)




顧客資産は信託分離保管

インヴァスト証券が顧客から預かる資産は、
全額が信託契約銀行で別管理をされています。
信託先は三井住友銀行です。

もしインヴァスト証券が破綻してしまった場合でも、
全額が信託されているので顧客資産は全額保護されます。


インヴァスト証券の信託分離保管
*公式HPより





トライオートFXのデメリット

逆に、トライオートFXのデメリットは以下の5点があります。

  1. 市況によっては含み損が拡大・長期化する可能性がある
  2. 投資のスキルや経験は身につかない
  3. ロスカットの心配がある(ほんとに放置していいわけではない)
  4. スプレッドに加えて手数料がかかる
  5. デモ口座がない




市況によっては含み損が拡大・長期化する可能性がある


コアレンジャー、ハーフ、ハイブリッド
といったレンジ相場に強いロジックは、
トレンドが一方方向に行き過ぎたままになると
含み損が拡大してしまいます。

また、
スワッパーは高金利通貨に強いロジックですが、
下降トレンドが長期にわたって継続すると、
(金利収入を得られるものの)
下降し続ける限り含み損が拡大してしまいます。

つまり、市況によっては
売買ロジックが全然通用しない
タイミングもあります。

長期で見れば相場はかならず戻しがあるもの…
ですが、
タイミングが悪いと長期間にわたり含み損となります。

これはまぁ、
システムトレードがどうこうというより、
投資全般に言えることですが。


投資のスキルや経験は身につかない

これはメリットでもありデメリットでもありますが

自動売買を選ぶ時点で、
チャートをじっくり分析しながら経済ニュースを読み解き、
自分で判断して売買をする…
といった通常の投資の経験は身につきません。

そういった経験もしないので、
投資のスキルも身につかないと言ってもいいでしょう。

そういった判断を放棄してでも利益が生まれる、
というのがトライオートFXのメリットだとも言えますけど。


ロスカットの心配がある(ほんとに放置していいわけではない)

トレンドが一方方向に出てしまいすぎると、
当然ながらポジションの強制決済(ロスカット)の可能性が出てきます。

トライオートFXも例外ではなく、
あまりにポジションと逆方向に行くと、
ロスカットの心配があります。

思い切って損切りをしてしまってもいいですし、
いずれ戻ってくると塩漬けにしてもいいですが、
ほんとに放置し続けていつのまにかロスカットになってた、
というのはまぬけな話です。

メールで通知が来ますけど、
しっかりポジションの状況はつどつど確認しましょう。

トライオートFXの管理画面上のポジション
有効比率が100%を切るとロスカット
*公式HPより





スプレッドに加えて、手数料がかかる

昔と異なり、
現在のFX会社には手数料はほぼありません。

では、
FX会社はなにで利益を出しているのか?

それは、
売値と買値のスプレッドです。

インヴァスト証券にもスプレッドがありますが、
それに加えてトライオートFXは売買手数料をとります。

その額は
非常に少額ですが、
売買を重ねるごと、
投下資金が多くなるごとに、
少しずつ積み重なっていくのでデメリットといえます。
(スプレッドは以前は公開されておりましたが、現在は非開示となっています)

デモ口座がない

トライオートFXにはデモ口座がありません。

デモ口座で取引してみたい、
結果が出たら資金を投じてみたい、
といったニーズはけっこうあるはずなのですが、
ないんですね。

なので、
実際の管理画面とかツールをいじってみたい人は、
とりあえず口座開設してから中身を確認するしかありません。



トライオートFXの始め方、設定方法


ここでは、
トライオートFXの設定方法を解説します。


ロジック選択

まずはロジック選択です。

ログイン後の画面で、
「セレクト」を選択します。


「セレクト」のあとは、
「FX」で売買ロジックと通貨ペアを見れます。

収益率の一覧が見れるのが便利ですね。






通貨ペアを選択

売買ロジックを選択した後は、
通貨ペアを選びます。

今回は、
コアレンジャーでもっともリターンの高い
ユーロ/英ポンド
を選択します。

「詳細を見る」で下記のようなページに。

ここでは
「発注に必要な証拠金」と
「推奨証拠金」
も見れます。

「解説記事」は
コアレンジャー自体の解説ページに飛びます。




取引数量(ロット)


売買ロジックと通貨ペアを選んだら、
次は取引数量です。


「今すぐ稼働」で取引数量を選びます。

このロジック・通貨ペアなら
28万円が最低でも必要で
ロスカットなどを考慮する推奨証拠金は55万円
となっています。

「稼働開始」で投資スタートです。




売買がされると、
こちらが更新されていきます。



まとめ


以上で、
インヴァスト証券のシステムトレード、
オートトライFXのメリットとデメリットの説明をしました。

かなりの高収益となっていますが、
ほんとうにそんなに利益が出るのか?

疑問に思うのも当然の利回りです。

なので実際に、
人気ロジックと人気通貨ペアを選んで投資をし、
実績は公開していきます!

Twitterで順次公開していきますので、
フォローおねがいします!


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